コエンザイムQ10の効果と正しい飲み方

生活習慣病予防とコエンザイムQ10

生活習慣病とは、食事・運動・喫煙・ストレスなどの生活習慣によって引き起こされる疾患のことです。代表的なものとして、高血圧、脂質異常症、糖尿病、肥満が挙げられ、この4つを「死の四重奏」と呼び、合併すると命に関わってくる怖い疾患です。肥満以外の3つは、自覚症状のないまま進行し、心筋梗塞や脳梗塞などで倒れたり、気づいた時にはかなりのレベルまで進行していることもあるため、「サイレントキラー」などとも呼ばれます。

この生活習慣病を予防するためには、生活習慣を見直すことが第一の対策となりますが、健康食品やサプリメントを服用することでも予防することができます。コエンザイムQ10もその強い抗酸化作用による生活習慣病の予防に有効であることが示されています。

コエンザイムQ10と高血圧

血圧120/80mmHgを基準として、それより血圧が高くなればなるほど、心血管病、脳卒中、心筋梗塞、慢性腎臓病などにかかるリスクが上昇することが分かっています。コエンザイムQ10は、その強い抗酸化作用により、血中のコレステロールが酸化するのを防ぎます。その結果、血管の弾力性が保たれ、動脈硬化を予防することができます。動脈硬化の予防はすなわち高血圧の予防につながるのです。

コエンザイムQ10と脂質異常症

脂質異常症とは、LDL(悪玉コレステロール)やTG(中性脂肪)が高く、HDL(善玉コレステロール)が低い場合に診断されます。LDLやTGが基準値以下でも、善玉のHDLが低ければ脂質異常症です(HDLは血管にくっついたLDLを掃除してくれる作用があります)。血中でのLDLやTGの増加は、血管にコレステロールがくっついて固まり、血管が固くなって弾力性を失ってしまうため、動脈硬化につながります。

高血圧の話でも述べましたが、コエンザイムQ10は抗酸化作用を持つため、コレステロールの酸化を防ぎます。実は、LDLはそれ自体悪玉ではなく、LDLが酸化してできた「酸化LDL」が血管にくっつくのです。つまり、コエンザイムQ10はLDLの酸化を防ぐことで動脈硬化を予防することができます。

コエンザイムQ10と糖尿病

糖尿病は、放っておくと特有の三大合併症(神経症、網膜症、腎症)にかかってしまう恐れのある疾患です。糖尿病患者は血糖値のコントロールが必須です。その基準値の一つにHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)というものがあります。HbA1cは最近1~2か月間の血糖値の平均を表す数値で、糖尿病の診断や薬の効果を診るために測定される値ですが、コエンザイムQ10がこのHbA1cを下げる効果があることが報告されています。この効果も、

コエンザイムQ10の持つ強い抗酸化作用によるものだと考えられます。

コエンザイムQ10と肥満

肥満とは、体脂肪が多く蓄積された状態をいいます。肥満を解消するためには脂肪を減らせばいいのですが、コエンザイムQ10は脂肪を燃焼してエネルギーに変えてくれる、いわゆる「燃焼系サプリ」なのです。

コエンザイムQ10はミトコンドリアという細胞内小器官の中で、脂肪酸をエネルギーに変換する反応の補酵素(酵素を助ける物質)として働いているため、コエンザイムを摂取すると脂肪からエネルギーへの変換が活発になり、肥満の解消につながります。

コエンザイムQ10の抗酸化作用は生活習慣病予防のほかにも、細胞の酸化を防ぐことでがん細胞になるのを防いだり、アンチエイジングとして美容の面でも効果があるといわれています。普段から生活習慣に気を使いつつ、サプリメントとしてコエンザイムQ10を摂取しておくとカンペキですね!