コエンザイムQ10の効果と正しい飲み方

コエンザイムQ10と飲み合わせてはいけない薬は?

健康食品であるコエンザイムQ10には、一緒に服用してはいけない(併用禁忌の)薬というものは存在しません。しかし、いくつかの薬とは、体にとって良くない相互作用をすることがあります。ここではコエンザイムQ10との相互作用が報告されている薬について紹介します。

血圧を下げる薬

コエンザイムQ10には、血圧を下げる効果があります。血圧降下薬は、高血圧の患者さんに対し、高くなっている血圧を下げるためにお医者さんから処方される薬です。どちらも血圧を下げるので、余計に血圧が下がってしまい、ふらつき、めまいなどの副作用が発現する可能性が高くなります。

血糖値を下げる薬

糖尿病の方にコエンザイムQ10を投与したところ、血糖値の指標であるヘモグロビンA1c(HbA1c)を下げることが報告されています。血糖降下薬と併用することで血糖値が下がりすぎる可能性があり、副作用として急な強い空腹感、手足の震え、頭痛などの低血糖症状が現れる可能性があります。

ワルファリンなど

ワルファリンは血液が固まるのを防ぐ薬で、血栓症や心筋梗塞、脳血栓などに用いられる薬です。納豆との相性が悪いのは有名な話ですが、コエンザイムQ10との併用でも、ワルファリンの効果が薄れることが報告されています。この原因についてはまだハッキリとはわかっていません。ワルファリンは、肝臓でビタミンKを阻害して抗凝固作用を示すのですが、コエンザイムQ10にビタミンKと同じ作用があるため、ワルファリンの効果が減弱してしまうのではないか、と考えられています。

このように、コエンザイムQ10はたくさんの効果があるため、それだけ多くの薬との相互作用が考えられます。その相互作用は服用する方にとって、薬の効果を助けてくれるメリットとなることもありますが、反対に副作用が現れやすくなるというデメリットもあります。普段から定期的に病院から処方される薬を服用している方は、必ず主治医や薬剤師に相談し、コエンザイムQ10の服用許可を得てから飲むようにしましょう。